外壁塗装のイメージとしてどのようなものをお持ちでしょうか?
1日の間に業者がやって来て、屋根に上って、塗って帰っていく、そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。
実は外壁塗装には多くの工程があり、その1つ1つの工程に時間がかかります。
工程の流れと期間を把握しておくことで、塗装前後のスケジュールが組みやすくなったり、施工の手抜き問題を避けたりすることが出来るようになります。
そこで今回は外壁塗装の流れをご紹介いたします。
■外壁塗装の流れと期間
◎1日目 近隣住民への挨拶
外壁塗装をする旨をご近所の方に報告に行きます。
塗装工事にあたっては、塗料の臭さ、工事の音、塗料が隣家に飛ぶといった問題があります。
あらかじめ何も報告していないと、ご近所の方とのトラブルになる可能性があります。
業者がご自身の代わりにすることもありますが、仲のいいご近所さんにはご自身で先にお伝えする方が良いかもしれません。
◎2日目 足場の設置
業者が屋根に上がるための足場を組み立てます。
このときに出る音がもっとも大きいため、1日目のうちにその旨を伝えておく方がよいでしょう。
◎3~5日目 塗装前の外壁の洗浄
これまでの間に外壁についたゴミや埃、カビやコケを高圧洗浄で洗い流します。
この後の工程に入るまでに外壁を一度乾かす必要があるので、洗浄後1.2日はかかると考えておいてください。
◎6日目 下地処理
外壁そのものの修理がこれにあたります。
外壁塗装をしても、外壁そのものにヒビ割れなどがあると、その部分だけ外壁の塗料が落ちやすくなってしまいます。
そのため、事前にそういった部分の修理を行います。
◎7日目 養生
養生とは塗料が飛んで欲しくない部分をビニールシートで覆ったり、テープで塗料が付かないようにする作業のことです。
窓や玄関はもちろん、車やバイク、エアコンの室外機などあらゆる部分を覆っていきます。
業者が養生していない部分でも特に汚して欲しくない部分がある場合、きちんと伝えるようにしましょう。
◎8日目 下塗り
下塗りはこの後に行われる中塗り、上塗りで塗る塗料を外壁になじみやすくする、接着しやすくする役割があります。
塗装作業は下塗りを含めてほとんどの場合、3日はかかるので覚えておくと良いでしょう。
◎9日目 中塗り
中塗りは実際に家の顔となる色を塗っていきます。
この後の上塗りで同じ塗料を塗っていきますが、中塗りはムラができないようにするために必要になります。
◎10日目 上塗り
中塗りのときと同じ塗料を塗るのが一般的です。
二度塗りすることで、美観性や耐久性を高めます。
上塗り後はムラがないか確認すると良いでしょう。
◎11日目 仕上がりの確認・手直し
仕上がりをしっかり確認し、疑問や不備があればこの時点で伝え、解消しておきましょう。
乾燥前と乾燥後の外壁の見栄えは大きく異なることがあります。
10日目の時点では分からなかった塗装のムラがあるかもしれないので、再度確認するようにして下さい。
◎12日目 足場の解体
足場を解体して、工事の全過程が終了です。
解体時に外壁を傷つけていないか確認しておくのも重要です。
解体時に足場が外壁にあたって、塗装が剥がれるということも十分に考えられます。
その場合は、職人がその場で補修します。
以上のように、外壁塗装には少なく見積もっても12日位はかかることがハッキリしています。
業者に依頼したからといって安心しきるのではなく、1つ1つの工程をきちんとこなしているのか確認するのは非常に重要です。
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