外壁は紫外線や雨、風に直接さらされている部分なので、家の中でも劣化が進みやすい箇所の1つです。

劣化が進むと、塗料で作られた塗膜が剥がれ、外壁がむき出しになって汚れがつきやすくなり、ヒビ割れが起こり外壁間に隙間を作ってしまいます。

隙間が出来てしまうとそこから雨水や染み込んだり、湿気が入り込んだりしてジメっとした環境を作ります。

シロアリは雨漏りによって痛んだ構造部に入り込み、快適な環境だと判断すると中でどんどん繁殖してしまいます。

最初は1匹だったシロアリが気づけば膨大な数に増えていることがあります。

シロアリはゴキブリの仲間ですから、雑食性でどんなものでも食べてしまうので、家の建築資材を食べて深刻なダメージを負わせる懸念があります。

外壁が劣化してできた隙間から入り込んだ湿気は、建築資材におよび腐食を起こしますが、シロアリの発生原因は湿気・木材の含水のため、シロアリが生息しやすい環境ということになります。

シロアリに気付いて内部を調べたら、柱の中が空っぽだったということが今までにも何度も見てきました。

その為、シロアリを防ぐ意味でも家に傷跡などない状態を保つようにしましょう。

今回のコラムでは雨漏りと白アリ発生の関係性についてご説明いたしました。

シロアリは雨漏りしている環境を好みますから、シロアリを寄せ付けないように外壁の点検だけでも定期的に行うことをオススメします。