「家を買ってから10年以上が経つけど、家のメンテナンスってやらなくて良いのかな?」
と不安に思っている方はいらっしゃると思います。
実際のところ、外装や屋根などは10~15年が一つのメンテナンス時期として考えられています。
そこで今回は雨漏りのセルフチェックの方法や見るべき箇所をご紹介したいと思います。
■自分で出来る部分は?■
まず第一に、雨漏りのチェックで自分でできる部分は1階の屋根(下屋)のみだ、ということを忘れずに覚えておいてください。
2、3階建ての家にお住いの方は、少し不便ではありますが、雨漏りのチェックや点検も業者の方へ依頼することをオススメいたします。
というのも、2、3階の屋根をチェックするのはとても危険が伴います。落下の危険を回避する為にも安全な手段をお選びください。
■チェックする箇所■
では、具体的にはどのような箇所をチェックしていけば良いのでしょうか?
今回は4つほどチェックする箇所をご紹介いたします。
☆スレート葺き・瓦☆
一番雨漏りの原因として多いのがこの部分になります。
スレートがヒビ割れていたり、瓦が割れていたりするのは比較的目視でも確認しやすいので、是非一度確認してみてください。
☆棟板金☆
棟板金とは屋根の一番尖った部分にかぶせる金属の板のことです。
全てのスレートや瓦を束ねているという点でとても大切な部品となってきます。
この部品は釘が緩んでしまったり、浮いてしまったりすることで、板全体が浮いてしまうことがあります。
そうなると、その隙間から雨水が侵入してくるので要注意です。
☆漆喰☆
風や雨がひどい地域では、瓦の漆喰が崩れてしまい、そこから雨水が侵入してしまうケースも散見されます。
これも、パッと見でわかりやすい故障ですので、一度目視で見てみると良いでしょう。
☆シーリング部分☆
シーリングとは、住宅の隙間や部品と部品の継ぎ目を埋めるもののことです。
これが剥がれてしまうと、その隙間から雨水が侵入します。
特にベランダ下や棟板金のシーリング部分は要注意です。
以上が、雨漏りの確認すべき箇所のご紹介となります。
ご自宅で「もしかしたらこれが原因かもしれない!」というような箇所はありましたでしょうか?
もし自分で確認ができれば、あとはその箇所を修理をするだけです。
少しのコーキングの埋め合わせなどならご自身でも出来ますが、経年劣化などによって複数の雨漏り箇所がある場合は厳しくなってきますので、少しでも怪しい箇所が見られるようになりましたら、業者への診断依頼をオススメします。