ガードレールに触れた時や家の壁を触った際に白い粉が指に付いたことはありませんか?
それはチョーキングと呼ばれる現象です。
自分の家の外壁で起こっていたら嫌ですよね…
その場合、決して放置してはいけません!
そこで今回のコラムでは、その「チョーキングの原因と対処法」についてお話したいと思います。
■チョーキングは何故起こる?
冒頭でお話したように、チョーキングとはガードレールや家の外壁などに手を触れた際、手のひらに白い粉が付く現象のことをいいます。
これは塗料が劣化して、塗料の中にある顔料が粉として出てくることで起こります。
塗装する際は色をつける役割を持つ「顔料」の上に、「合成樹脂」を塗ることで顔料を保護しています。
しかし、時間が経つにつれて紫外線や雨・風などの影響で合成樹脂の部分が劣化してしまい、顔料がムキ出しになります。
この際に顔料が白く粉化して露出されるため、チョーキングという現象が起こるのです。
■原因は施工不良の可能性も…
チョーキングの原因は経年劣化だけでなく、業者が施工手順を守っていない場合や工程を間違える、材料を間違えるなどの理由でも起こってしまいます。
経年劣化が原因でチョーキングが起こる場合は塗装後5~10年経過してから起こるので、それより早くチョーキングが起こった場合は、ほぼ間違いなく施工不良だと思われます。
1年以内であれば民法によって無償で再施工してもらう権利が保証されています。
また、業者によっては5年以内の保証など独自に決めているので、契約書をもう一度見直すと良いでしょう。
■チョーキングは塗り替えのサイン
チョーキングが起こったら今すぐ業者に連絡して塗装してもらいましょう。
というのも、塗装は防水の役割も果たしているため、塗料が剥げてしまったら防水機能が失われるからです。
防水機能が失われ、直に雨が降り注ぐと腐食・劣化が急速に進みます。
また、雨だけでなく紫外線や風なども劣化のスピードに影響を及ぼすので早めに塗り替えましょう。
以上をまとめますと、チョーキングは合成樹脂が劣化することで顔料が白く粉化して露出する現象のことで、チョーキングが起こったら塗り替えのサインだと考えておくべきです。
どんな塗料でも最低でも5年は持つので、塗装後5年以内にチョーキングが始まったら施工不良の可能性があります。
チョーキングは中度の劣化で、放置し続けると急速に内部が痛み始めるので、重度の劣化まで及ばないように、早めに塗り替えをした方がいいでしょう。
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