「え?こんなに金額が安くなるの?」
こんな風に思わせるようなトークを展開してくる塗装業者が後を絶ちません。
何度も主張させて頂くように住宅塗装などのリフォーム業は「安かろう悪かろう」が横行しております。
その一例としてモニター工事商法と言うモノがあります。
今回のコラムでは、そのモニター工事商法に関してどのような手法なのか解説していきます。
■モニター工事商法とは?
かなり以前からモニター工事商法と呼ばれるリフォームや外壁塗装の飛び込み営業があります。
モニター工事商法とは
「当社では地域のモニターになるお宅を探している。この地域には自社が手掛けた物件がないので是非、外壁塗装をさせてもらって地域のモデルケースとして見て貰いたい。つきましては塗装費用をモニター価格で半額にします」
と言ったようなセールストークで工事契約を得ようとするものです。
勿論、新築物件が多い地区には現れず、外壁塗装やリフォームが必要となっているような、やや古い住宅地をメインに回るのです。
ある程度の年数が経過した家であれば外壁の塗装は傷んでいる為、渡りに船、と頼んでしまいがちですが、絶対に即決しない事が大事です。
モニターだからといって安すぎる金額はおかしいと思わなければなりません。
一般の人には塗装工事の相場はわからないので、割引前の工事金額を大きく見積もっているだけなので大幅な割引が可能なのです。
もしくは安い金額を提示してくるという事は、その分安い材料で本当にその場しのぎの工事をやられてしまう事になります。
モデルハウスでもなく看板も立てない一般住宅にはモニターとしての効果はまったくありませんから、その事によって工事費用が安くなる訳がないのです。
モニターだからと言って大幅な割引金額を提示してきた業者は、ハッキリ詐欺なのでご注意ください。
今回は詐欺の代表的な方法であるモニター工事商法について解説させて頂きました。
あの手この手で、二束三文の工事でお客様から大金をせしめようとする業者が後を絶ちません。
物事には相場の金額と言うものがあるので、金額の安さだけに縛られず一歩待つ慎重さとノーと言える大胆さを持ち合わせた方が良いかと思います。
この他にも様々なお客様を騙す詐欺商法がありますので、また次の機会で解説させて頂きます。
現在、千葉市や文京区を始め、関東圏内を中心にどこへでも伺わせて頂いております。
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