ご自宅を塗装した後、どれくらい綺麗が続くか心配ですよね?
しかし、汚れが目立ちにくい色や汚れが付着しにくい成分の塗料であれば長い間美しい外観が保てます。
数ある塗料の中で汚れが目立ちにくい色とはどんなものなのでしょうか?
そこで今回のコラムは汚れ対策に適した色や成分をご紹介します。
①家を汚く見せてしまう原因とは?
建ててからしばらく経ったお家の外壁には黒ずんだ、あるいは緑がかった汚れが目立ちます。
こうした汚れの原因は何なのでしょうか?
■大気汚染
暮らしている分にはわかりませんが、空気中には様々な化学物質が含まれています。
その化学物質は排気ガスやホコリなどが原因で外壁・屋根表面の凹凸部分に溜まりやすくなっています。
■湿気
湿気によってカビやコケが発生すると外壁・屋根が汚れる原因となります。
日当たりの悪い場所や風通りの悪い場所は緑がかった汚れが目立つので注意しましょう。
■塗料の劣化
外壁塗料で使用されるシリコンに含有されている可塑剤やシーリング材の可塑剤の油分が外壁の汚れの原因となることがあります。
特に窓枠付近の外壁でこういった汚れが確認されます。
塗料を選ぶ際は可塑剤が少ないものを選ぶと良いでしょう。
■油による汚れ
排気口や換気扇の周りの外壁を見ると、黒ずんだ目立った汚れが確認できると思います。
調理場の油を含んだ空気やお風呂場の湿った空気が原因で汚れが沈着します。
これらは一度沈着すると落とすのが厄介なので、こまめにクリーニングが必要になります。
②目立たない色を選ぶ
■目立ちにくい色で選ばれるのは?
最も選ばれるポピュラーな色はグレーです。外壁の汚れの色は中間色のものが多いので、汚れをかき消してくれます。
シンプルな色であれば、汚れが目立ちにくいと考えられがちですが、白や黒は汚れが目立ちやすい色なので注意しましょう。
グレー以外でよく選ばれるのは、ベージュやブラウンになります。
グレーと同様に汚れと同化して目立ちにくくなります。
また、これらの色は落ち着いた印象があるので周りのお家とも馴染みやすくオススメです。
レパートリーが豊富だと自分のお家に合った色選びも楽しくなると思います。
③色以外で汚れを防ぐには?
セルフクリーニング機能を持った塗料を選ぶと、雨で外壁に付いた汚れが流れ落ちます。
塗膜の親水性が働くことで、こういった効果が得られます。
色だけでなく、塗料による効果の違いなども塗装業者から伺っておくと工事内容も変わってくると思います。
それでは塗料を賢く選んで、いつまでも美しい外観を保ちましょう。